どこを見て、何を思うか①


どうも、観歩です。


先日、推しの舞台に行ってきました〜。はい、テニミュです。

今日はね、テニミュの私の楽しみ方について語りたいと思います。

ブログ内容のオンオフの高低差ありすぎて耳キーンとなる方もいると思いますが、生暖かい目で見てくださいね。

まあいま、推しという人はいません。テニスの王子様自体が好きなので、ファンクラブに入ってチケットを取って毎シーズン観劇している感じですね。


まずはテニミュとはなんぞやと。

簡単に説明します。ネタバレありです。

テニスの王子様という漫画、アニメを2.5次元舞台化したのが、ミュージカルテニスの王子様、通称「テニミュ」です。

アニメや漫画の方を指すときは、「テニプリ」といいます。ここ、テストに出ます。

テニプリのあらすじとしては、すごく強い主人公が中学校に入学し、そこのテニス部が地区予選から順当に勝ち上がって全国大会で優勝するという王道なものです。(ガッツリネタバレですね)

今はもう完結していますが、続編として「新テニスの王子様」がいまも続いています。そこでは、テニプリで戦ってきた相手校メンバーや新たに出会う高校生たちと日本代表となり、under-17として世界各国代表と戦って世界一を目指す物語です。

ちなみに、この続編の「新テニスの王子様」は通称「新テニ」といい、新テニのミュージカル(3年前くらいに始まった)は「新テニミュ、新ミュ」といいます。

ここまで覚えると90点取れますよ。


そして、テニミュはテニプリのあらすじを大体なぞって公演が行われます。基本的には1つの公演で1つの学校と試合をする流れですね。それを9〜10こなすと、地区予選から全国大会決勝までをなぞることができます。

1つの公演で約3ヶ月間かけて、全国5〜6都市を回ります。

なので、1シーズン終わるのに数年かかります。

2023年現在、テニミュは今年で20周年(ミュージカルの初演から数えて20年目)で、シーズン4(通称4th)に入っています。

つまり、最初から最終話までの流れを3回繰り返して、今4回目のループに入っているわけなんですね。

まあ2003年時点でこんなに長くかかるなんてわからないわけなので、シーズン1は完結までに約7年ほど要しているんですが。


本当のテニスのルールは存じ上げないのでテニプリルールで話しますが、基本的に団体戦でシングルス3組、ダブルス2組で構成されます。

関東大会まではダブルス2(D2)、ダブルス1(D1)、シングルス3(S3)、シングルス2(S2)、シングルス1(S1)と順に戦います。柔道剣道とかでいう先鋒とかみたいなものですね。
 

今公演はシーズンの序章にあたる、関東大会の初戦。テニプリのなかでも1、2を争う人気校との試合です。中でも圧倒的人気を誇るキャラが出てくるので、観劇する側としても気合が入ります。



さて、ミュージカルは当たり前ですが舞台です。

ドラマや映画、アニメはそのシーンで強調したい目立たせたいものがあるときは、そのものに焦点を当てて演出します。制作側が「こう見てほしい」という意図で作られているものを、見るんですよね。だって画面にはそのときの中心しか映りません。

舞台はそれが出来ません。スポットライトなどで演出することは出来ますが、舞台に上がったら舞台の上が全て見えているわけなんですよね。舞台上が一つの画面なんです。

いくら舞台の真ん中で物語が進んでいても、舞台にあがっているモノが丸見えなんですよね。

常に、「画面外」も見えているんです。


実は、テニミュの見どころの一つは、この「画面外」をうまく利用しているところにあるんです。


先程言ったように、テニスの団体戦が描かれています。

試合をして、話の本筋を動かしている中心は舞台上にいます。しかし、ベンチに座って選手を応援しているチームメイトも、同じ舞台上にいるわけなんですね。

この応援しているチームメイトってスポットライトが当たっているわけではないし、マイクもオフになっていて、テレビだったら完全に「画面外」なんです。


舞台上で試合をしている、この子たちが明らかにこのシーンの主役です。


でも、好きなキャラは端のベンチにいて、チームメイトを応援しているんです。


私は、このベンチを観るんです。(通称ベンチワーク)


ベンチにはレギュラーメンバーや控え選手など、大体5〜10人がいます。彼らはそこでもずっと、キャラを演じているんですね。


元気いっぱいでチーム思いの子は、メガホンで応援したり。冷静沈着な子は腕を組んでじっと姿勢を崩さず、見守る。

時には試合のなかで点が決まるとチームメイトでハイタッチしたり、相手のラフプレー時には相手を非難したり。

自分の試合が近づくと、ベンチの脇へ移動してアップしたり。ときにはチームメイトと話したり、タオルを渡したり。

試合中に始まる曲ではバックダンサーとして踊ったり、相手の曲のときにリズムに乗ってみたり、乗ってる仲間に「おい!敵の曲に乗るなよ!」と正気に戻したり、「いや、いい歌だな」と言ってみたり。

※マイクはオフなので実際は聞こえません


試合の流れが変わると、「マジか、信じられない!」と反応したり。

約3ヶ月間、30公演もある全ての公演で、このベンチワークがあるんです。

しかも、毎回同じではありません。

本当にその試合が初めてで、この1回しかないという気迫で、本当の試合のように演じ切るんです。


この、アドリブ満載のベンチワーク。これがテニミュの醍醐味の一つ。リピーター続出の理由。


1回目は試合やセリフを言う人物を中心に観て、今回の話の流れを掴む。(玄人になると、「このシーンはこのキャラを観よう」と大体の当たりをつけながら観ます)

2回目は、もうずっと、ずっと好きなキャラだけを観続ける。


そして、観終わったあとに友達とおしゃべりします。

友達は別のキャラを観てるから、「あのときのあの子みた?こんなことしてた!」と言われるんですよ。


「なにそれ!?知らなかった!じゃあ次はそのシーンになったら観てみよう」


友達の数だけ目があるから、私たちはテニミュを多角的に、補完し合うんですね。



そりゃ何回も観たくなりますよね〜



そしてこのベンチワークは、演出家の手が加えられているわけではありません。

キャストが自分にキャラを落とし込んで、キャラそのものになるんです。


ここが本当にすごい。

これを観に行ってるんです。


テニプリってキャラだけでいうともうめちゃくちゃいるんですよ。対戦相手校とかも入れると100人は超えちゃうんじゃないかな。

でもそのキャラ一人一人を原作者はしっかり書き分けるんですよ。しっかり設定を作るんですよ。

キャラの設定資料集では、身長体重誕生日血液型だけではなく家族構成や将来の夢、お小遣いの使い道、休日の過ごし方、使っているラケットやシューズのメーカー、各学校の校風や時間割、好きな女の子のタイプなどなど。それが本当に一人一人しっかり作られているんですよ。


そして、演じるキャストはそれを完全に自分の中に落とし込むんです。比喩表現なしに、髪の毛からつま先まで。
 
自分なりにキャラを解釈して、表現するんですよね。


私がもう10年以上テニミュを観続けている理由はここにあると思うんです。


各シーズンごとに、そのキャラを演じるキャストがいます。

話の流れも結末も変わらないです。セリフもほぼ変わってないと思います。

でも、曲や演出は変わります。ブラッシュアップしています。

そして演じるキャストが変わると、同じセリフでも印象がガラッと変わるんです。


具体的に、どう変わるのか。


それは次回、また語らせてください。




Case30s Blog

同じ30代の方々と、各々にしかない体験や考えを共有することで、互いに様々な見識を深めていきたい。そんな想いで曜日で手分けしてブログを書いています。

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