どこを観て、何を思うか②終


どうも〜観歩です。

前回はざっくりとテニミュについて説明させていただきました。長々とした文章なので、最後まで読んでいただきありがとうございます。

本当に、ありがとうございます!!


読者がいるので、私は書ける!



実は先日、テニミュ4thシーズンのある公演が大千秋楽を迎えました。1月から3月頭まで、丸2ヶ月ほど。


もうね、本当にね。

語ってもいいですか?



今回の公演は「関東大会の初戦」です。


はっきりと名前を出しちゃうと、青学(主人校)vs氷帝戦です。

この氷帝は、もう本当に人気の学校。とくに部長がテニプリ1人気のキャラ。


ざっくりあらすじを説明すると、ダブルス2(以下D2)からシングルス1(以下S1)まで5戦して2勝2敗1ノーゲームの引き分けになり、補欠登録している控え選手同士で戦い勝敗を決めるという流れです。

ここで負けてしまうと、全国大会出場の道が絶たれてしまう。非常に大事な試合。


氷帝という学校は、お金持ちが集まるようなリッチな私立校。なかでも部長はお金持ちの御曹司。名探偵コナンの園子お嬢様と同等レベルだと思ってもらえるとわかりやすいですかね?(プライベートジェット持ってるレベルです)

ここのテニス部の特徴は、部員が200人以上の大所帯。その中で正レギュラーや準レギュラーとヒエラルキーをあえて作っている。そして、試合で負ける(接戦ではなく、圧倒的に負ける)と、レギュラーから外されるという弱肉強食の世界。


今回、私がピックアップしたいのはこの氷帝正レギュラーの2年生の子。

性格は冷静沈着で他人に流されない。少し神経質な面もあるが、常に前向きで虎視眈々と正レギュラーの座を狙っている。今回の関東大会初戦で初めて正レギュラーとなった子。
一応、時期部長候補と言われており、本人も部長を超えてやると意気込んでいるわけで。


この子を演じるキャストの、演技というか表現というか、もうそれに感動してしまったんですよ。



テニミュはミュージカルですから、当然歌唱シーンがあります。曲数も多い方だと思います。ソロもあれば各校ごとで歌ったりと、様々与えられたりしているんですね。


この2年生の子、名前を日吉くんと言いますが、この日吉くんのキャラ設定をキャストさんが自身に非常に深く落とし込んでいるんですよ。

曲中でダンスをするときに、自分の半径2m以内に部長が来ると絶対に部長を見るんですよ。見るというか睨むというか。

もう絶対。ダンスのフリの最中に目だけは部長を見る。部長を意識してるんですよ。
いつか部長をテニスで倒してやると言いたげな目線で!


他の先輩のソロ曲でバックダンサーとして踊るときは、足は軽やかにステップを踏むけど手とかはもう嫌々。

たらたらしたダンスなんですよ。なんで俺がこんなことを...とでも言いたげに。


なのに、部長のソロ曲ではビシッと踊るわけなんですよね。


ここまでキャラを再現というか体現というか、表現できるのかと驚きました。


今回、日吉くんは正レギュラーになったけど補欠登録となっていて。もちろん本人は補欠に不服なんですよね。だから、先輩たちの試合はベンチの後ろの方で腕を組んでいるんです。


でも部長の試合は、前の方にちゃっかり出てきていて。


部長は、もう自分は強くて絶対勝てると自信家になっているんですね。でも今回の試合は接戦も接戦。相手も一歩も引かずに、延長へともつれ込むんです。コートに無様に倒れ込みながらボールを追いかける、そんな文字通りの泥試合をする。

そんな部長の姿を部員たちは初めて見るんですね。もちろん日吉くんも。

こんなになりふり構わないテニスを、あの部長がするなんて。

日吉くんはそんな部長の姿を見て、拳が震えるんです。組んでいた腕もおろして、ハーフパンツをグッと握りしめて見守るんですね。
その震える手の表現も、もう日吉くんならそうするだろうと。もうキャストさんが日吉くんを理解して、日吉くんそのものに見えてくるんですよね。

だってマンガでもアニメでも、そんなシーンは描かれていないから。これはこのキャストさんの考える日吉くんなんですよね。


そうしてなんとかギリギリのところで部長が勝って、最後の決戦は補欠登録の日吉くんにかかってくるんです。

相手は主人公。まあね、主人公ですから。日吉くんは負けてしまうんですね。

漫画ではね、試合後に日吉くん泣いちゃうんですよ。静かにね、涙を手で拭うんですね。1コマくらいのシーンなんですね。


全国大会に出場出来るかどうかの瀬戸際の試合。先輩たちが、部長が、必死に繋いだ襷を自分のせいで繋げられなかったから、そりゃ泣いちゃいますよね。


でも、今回の日吉くんはもう泣き崩れちゃうんですよ。

試合が終わって、選手が横一列に並んで挨拶をするとき。

ありがとうございました!とメンバーが頭を下げる。その時、部長と目が合うんですね。部長と日吉くんの間にいる部員はみんな頭を下げているので、横を向くと部長がこっちをみているんです。

それに気づいた日吉くんは頭を下げて挨拶をしますが、そのままぐしゃりと泣き崩れちゃうんです。立てなくなっちゃう。

それを周りの先輩たちはいい顔で背中をポンと叩いて日吉くんを支えるんですね。


もう、本当にキャラが存在しているんですよね。このキャラならこうするであろうと、キャスト側と私たちのキャラの解釈が一致するんですよ。

日吉くんが、後輩が泣き崩れたら、この先輩キャラは真っ先に背中を叩くだろう。この同級生キャラは肩を支えるだろう。



この公演、2ndシーズンも3rdシーズンも観てきたはずなのに。

今回初めて、関東大会氷帝戦でボロ泣きしてしまいました。


正直、今まで日吉くんにそこまで注目していなかったんですよね。私は圧倒的に部長の方が好きだったので、部長ばかり見ていたんですよ。

でも今回、ふと日吉くんに気づいてからは彼から目が離せなくなってました。




これなんですよね。

マンガでもアニメでも、1コマしか写ってないシーンやそもそも取り上げられてないシーンを、どう表現するのか。


キャストが自分なりにキャラを解釈して表現することによって、本当に舞台上にキャラが「存在」する。


同じ話なのに、同じ結末なのに、全く違うものにみえる。


そしてそれを観たときに、「もしかしてこのキャラはこう思っていたと、キャストは思って演じたのかな?」「キャストはこのキャラをこう解釈しているのかな?」と考察する。


私はテニミュの「ここ」が好きなんですよね。


正解はないけど、自分の中で作り上げて「解」を導き出す。


テニミュ友達もみんな違うところを見て、違うことを考えているからそれを語り合うのもすごく楽しい。


このブログを読んでいるあなたにも、ぜひテニミュを一度観てほしいです。


もしそんな機会があったら、ぜひ私に教えてください。


何を見て、どう思ったのか、を。


※ちなみに、次回公演は夏にありますよ。





観歩


Case30s Blog

同じ30代の方々と、各々にしかない体験や考えを共有することで、互いに様々な見識を深めていきたい。そんな想いで曜日で手分けしてブログを書いています。

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